お金の貸借で兄弟姉妹関係、友人関係が疎遠になることがあるので、身内だからこそ注意しましょう。

個人間融資の注意点

「缶コーヒーを買いたいけれど1万円札しかない」また「あと10円足りない、その10円がない」というとき、そばにいた家族や友人が貸してくれたり、借りたりしたことがあるという人がいるかもしれません。

 

このとき、金額が少なければ少ないほど借りた人は忘れやすく、貸した人は「返して欲しい」と言えなくて時が過ぎてしまうことが多いと耳にすることがあります。

 

小銭の貸し借りで「借用書」とまでは言わない、言えないかもしれません。
また、家族や親しい友人間だから「返して欲しい」とは言い難いかもしれません。

 

この場合、金額が大きければ言えるでしょうか。

 

金額が大きくて、銀行などで借り入れず(借りられず)、家族(身内)や友人に融資を頼まなければならないのはどのような状況でしょうか。

 

高額な出費はほとんどの場合、前もって分かるはずです。
なぜ、そのような高額の支払いを要したのか、また、なぜ、そのお金が支払いまでに銀行などで用意できなかったのか、などについて、様々な理由があるかもしれませんが、ほとんどの場合、高額の支払いに対応できる収入がない、また、金融機関から融資してもらえない(審査が通らない)と考えられます。

 

したがって、家族、友人間でお金を貸借した場合、返済の見込みは薄いと想定できます。

 

家族や友人の間でのお金の貸借はしないことが望まれますが、お金の貸借の話がでた場合、口頭のみで貸借の約束をするとこは厳禁です。

 

必ず「金銭借用証書」が必要です。

メモ程度のものではなく、

  • 貸借金額
  • 年月日
  • 住所
  • 氏名
  • 貸し手氏名
  • 借り手氏名
  • 収入印紙
  • 実印

など、本格的な金銭借用証書でなければなりません。

 

利子も付加したほうが良いとも言われています。
まったく偏りのない第三者に立ち会ってもらうことも重要な事項だと言われています。

 

また、返済は手から手への現金の受け渡しは避け、銀行に振り込む形をとるほうが、通帳などに記録が残るので良いでしょう

 

家族(親子)間でのお金の貸借は、金銭貸借が証明されない限り「贈与」と見なされ、贈与税がかかることがあります
家族間は、貸借が認められるように、必ず手続きをふむことが必須です。
借用証書を交わす際に、第三者の立ち会いも良い方法です。

 

 

兄弟の話し合い

兄弟姉妹でのお金の貸借は、お互いが結婚し、家庭がある場合は特に、明確な話し合いが必要です。怠ると関係は悪化します。

 

保証人のほうが頼みやすいと思い、保証人(連帯保証人)を親、兄弟姉妹に頼むケースもあると言われますが、お金の貸借よりも危険だと言われます。

 

その理由は、返済不能になった際、無条件で保証人に返済義務がうつるからです。

 

親、兄弟姉妹、友人から、お金の貸借の話がでたときには、「なぜか」ということを詳しく聞き、個人間での貸借が本当に必要なのか、他に方法はないのかなど、明確に話し合うことが重要だと考えられます。

 

また、保証人(連帯保証人)は、借り手が返済不能になった際、無条件で返済義務を負うことになるため、安易に頼んだり、引き受けたりしないように最大の注意が必要です。

 

家族や友人間でのお金の貸借は、利息もなく、一見、有意義に思えるかもしれません。
しかし、お金の貸借で兄弟姉妹関係、友人関係が疎遠になったケースが多く見られます。

 

人間関係にとっては良い結果は認められないため、家族や友人関係でのお金の貸借はしないことが望ましいと考えられます。